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ホーム 12'' Tentacles / Ambivalence
Tentacles / Ambivalence
前作7''をウチでも入荷しているテキサスのカオティックエモバイオレンス、Tentaclesの初フルアルバム入荷!React with ProtestやDead Tank Recordsなど5レーベルによる共同リリース。以前のレビューでも書きましたが、私はこのバンド大好き人間でして、つまりこの音源の事を心待ちにしていたわけでして、まあそれなりに自分の中ではハードルが上がってしまっていたのですが、今作はそのハードルを軽く超えるどころかハードルを粉々に粉砕しながらルールガン無視で突き進むくらいの勢いで最高傑作となっていて、ィイイヤッホウッ!!て感じです。

基本的にはshikariやResurrectionistsのように暴力的なカオティックエモバイオレンススタイルにYou and I等90年後期のUS激情影響下の叙情感を加味したよな音楽性でして、June PaikやBattle of wolf 359などにも近い感触を受けますが、このスタイルはTentaclesのこの音源でついに完成されたかのように思われます。切り刻むかのようにスクリームするボーカルは、絶望のうちに泣き喚く邪悪な巨獣の如き、とでも言いたくなるほどに悲哀と狂気を孕んでおり、ここまで負の感情を表現できるボーカルはちょっと中々無いレベル。バックを支える演奏陣も、そのボーカルを最大限に押し上げるように重苦しく、暴力的な暗黒衝動と不吉を感じさせるプレイを披露。暗黒トレモロメロディーと高速ブラストビートがメインのファストパートと、破壊力のある鈍重リフメインのミドルパートを行きかう楽曲は物語性を感じずにはいられず、アルバム通して聴けば一瞬の間もなく衝撃的で残虐な展開が続くショートムービーを観てしまったかのような錯覚に陥りますわな。何より単純に曲が前作までの数倍レベルで良くなった。高速一辺倒や落としアルペジオパート頼り過ぎ傾向がなくなって表現の幅が広がり、邪悪コード感も叙情性が強くなってよりドラマチックに。現時点で間違いなくTentaclesの最高傑作であると断言致しますワ。

ということで、もうはっきり言っちゃうけどこれは個人的に2015年に聴いた音源の中でトップのやつです。ベスト10には入るね〜、とか曖昧なやつではなく、トップです。一位。優勝。ラスト曲、「Uproot」の5分くらいのとこのブレイクからのこの世の悲しみと怒りを凝縮しきったかのようなボーカル咆哮、ここにこのバンドの全てがあると感じます。是非聴いて!全7曲収録。

※ウチの在庫はReact with Protestから入荷したものなのですが、歌詞入ってないのが仕様な模様。ご了承ください。他のレーベルの上げてた写真で歌詞カードらしきものが見て取れたので歌詞が載った何かしらが存在はしているようだが…。




・ 型番
??? (React with Protest)
・ 販売価格

1,500円(内税)

SOLD OUT