usの2バンドによる2011年リリースのスプリット作。俺はこの作品を入荷決めることになるまで知らなくて、こんなにザ・激情やっててかっちょいいバンドを知らなかった事に激しい自己嫌悪を覚えることになりました。この2バンドに共通して言えそうなこととしてyou&Iやsaetia、neil perry、kodan armada、van johnson(はカナダだけど)などの俺も愛して止まないus激情レジェンドに対するリスペクト感をふんだんに感じるってのはあります。なのでその辺がツボもドツボな俺みたいな人間は確実にチェックしてください。まあリリース4年後に入荷してる俺の言えるセリフではないんだけど…ほんと悔しい!
まずはカルフォルニアはオークランドのjohn cota。良い意味でクッソベッタベタな激情やってます。ミドルテンポ気味でゴリっと進みダウンチューニングからも重さを垣間見せつつ、やっぱり根底は激情。ツボ抑えまくりの激情コードワークや落とすところで落とす展開などはシンプルなんだけどやっぱり心揺さぶられます。コード感やテンポの幅が少ないところなんかはちょっとjune paikなどのユーロ激情感も感じさせるかな?すげー乱暴に言ったらスペインのel eje del mal+日本のbluefriendな感じもするね。
続いて同じくオークランドのten thousand leagues。こちらもjohn cotaと同じようにベッタベタでサイコーでザ・激情なバンドですが、john cotaと比べると重さでは負けます。が、さらにダークでシリアスなコード感と多展開ぷりが良い。個人的にはこっちのが好み。初めて聴いた時はloma prietaやsnoras、daighila編集盤、wolf shaped cloudsなどを初めて聴いた時の「何コレ激情だけどこんなん聴いたことない!でもこれ絶対激情だ、なんか激情の新しいヤツだ!」感に近い興奮を感じました。もうちょいで並んでた。
どちらのバンドもザ・激情しながらもモダンさも感じさせるところが最高に好きです。温故知新なんだけど新鮮さも感じさせる音。リスペクトとそれだけじゃアカンという苦悩を感じる音。つーか単純に俺こういうの見境なく大好きっていう音。どうなんでしょうね。人によってはもう飽き飽きだぜ!とか思うかもしれんのも分かる感じですが、まあまず聴いていただきたいです。俺は2014年までこの2バンド知らなかったことがほんとに恥ずかしいし悔しいです!そんくらい思った。
それぞれ3曲づつで計6曲収録。HPとかFBとかみるとどちらも2013年、2014年で更新ストップしてるのね。心配です。リアルタイムで味わいたい音なのに…
※経年劣化なのか少々ジャケに損傷が見られます。具体的には一部のりが剥がれてとれてたり。聴く分や保管する分には問題ないですが、ご了承のうえご購入いただくようお願いします。
john cota
ten thousand leagues