イタリアのnagasaki nightmare、スペインのblüntによるダーククラスト対決12''！2008年リリースなんすねこれ。これまた凄い数のレーベルでの合同リリースです。ネオクラスト自体がかなり著名になったことでこの2バンドもようやくにして日の目を見た、って感じでしょうか。ん、そうでもない？ともかく、当時からその界隈では絶賛されていた(よね？)この名スプリット、今頃の入荷。

まずnagasaki nightmare。バンド名からしてもうインパクトアリアリ。私のバンドのメンバーが「絶対これバンド名crassからとったんだ！そうだ！絶対そうだよ！」とアホ丸出しのテンションで騒いでましたが、多分そうなんでしょう。音の方はネオクラストの聖地スペインの名立たるバンドらに全く引けをとらないメロディアスダークエモクラスト！近年ではこういったジャンル内でもメタルやカオティックなどの要素をふんだんに取り入れたバンドが出てきたりしてますが、このnagasaki nightmareは最早基本に忠実、といっても過言ではないほどの、軽快さすら感じさせるハードコアパンクアティチュードで突っ走ってますよ。勢いを盛り立てるツインボーカルも素晴らしいテンション。メンバーはpost fata resurgoっちゅーこれまたバリかっちょえーネオクラストバンドやってたはずだけど、そっちは今どうなってるんだろ？やってるのかな？

そしてblünt。ゴリッゴリで極悪な音、展開が印象的。こちらも負けじと叙情的なメロディーがとんでもなく良いのよ。さすが本場産、魅せてくれますわ。それに加え、ある意味初期衝動的でもあるnagasaki nightmareと対比になりそうな全体の完成度、クオリティーの高さ。特にドラムとんでもねーなと思ったらictusでも叩いてる人らしいっすね、納得。

今実際、久々に聴き直しながら書いてるけどやっぱこのスプリットは最高っすわ。未だにちょっとカッコよすぎて変なテンションになっちゃうくらい。昨今のネオクラストの台頭でこの界隈にはまって、まだ未聴の方には押し付けてでも聴いていただきたい名スプリット作です。nagasaki nightmare3曲、 blünt5曲収録。