2010年リリース、カルフォルニアのバンドcaulfieldの12''です。このジャケいいなー好きだなー。なんか元ネタあるのかな？

スラッジ、ドゥームなどの重た〜いノリを基調に荒々しいミックスの録音も手伝って残虐なイキフンプンプン！基本的には蠢くようなスロー〜ミドルパート主体ですが、随所に挿入されるファストパートとの対比はまるで巨大で凶暴な獣の静と動の躍動感が如き。大げさ？そんで、アルバム全体通したドラマチックな展開まで加われば、これは最早孤高な巨獣による壮大な一大叙情絵巻かんせ〜い！て感じ。大げさ？何者にも受け入れられなかった獣は絶望と悲哀を秘めながらそれでも不退転の覚悟で荒野を進む、的な美しさで〆るとこ〆て。大げさ？fall of efrafaとかvestigesとか、最近の激重暗黒系ネオクラストなんかに通ずる部分も多分にあるはあるけど、そういったバンドよりももっともっと暴力的、生物的、本能的な音かな、と思います。むしろneurosisなどのスラッジーで生々しいカオティック寄りのイメージか？

このアルバム制作後にメンバー変更があったらしく、その後リリースされたvestigesとのスプリットではお互いカバー1曲づつだけっつーガッカリ具合だったんで、早く新生caulfieldを拝みたいところ(カバー曲がcranberriesとnirvanaだったのは笑ったけど)。ネオクラスト好きも激情好きもそれ以外の人も是非チェックしてみてくださいな。5曲入り、ダウンロードコード付き。で、さらにA389 recordsingsの2011年版サンプラーのダウンロードコードも封入！