大阪のR3-N7とstubborn fatherのスプリット最新作を入荷です。両バンドともなかなか久々の音源リリースっつーことで、待ちに待っていた方も結構いるんじゃねーかと睨んでます。ではまず、R3-N7から。

知ってる方は多いとも思うんですよ、R3-N7。でも、果たして今の彼らのスタイルまでご存じな方は幾程か？以前はキーボードなども駆使したサンディエゴ系にも通ずるピコピコ電脳ハードコアサウンド全開で、そりゃあ当時からライブもガイキチよろしくブッ飛びまくってて最高だったんですが、昨今のR3-N7はメンバーチェンジも経て、怒りと疑問をブチ撒ける暗黒ハードコアサウンドと変貌しているのですわ！スラッジ、スラッシュ、ブラックメタルまで飲み込んだブルータルハードコアとでも言うべきクッソエゲツない音で爆走しつつ、辛辣なまで現実的な怒りのメッセージを載せた残虐ボーカルがはじけ飛ぶよー。ただ、外に向けた怒りがメインではあるんだろうけど、垣間見える内へ向けた怒りというか、どこか内省的な箇所も感じ取れて、そんなとこが個人的には凄く好み。そして、my head swimsとのスプリットを聴いたことある方は1曲目冒頭でニヤリと出来るはず。

対するstubborn fatherはanchorとのスプリットリリースや、同じくanchor、そしてdip leg、FCfive、nitro mega prayer、enforce、end all、1000 travels of jawaharlal、after forever、16reasons、fact(！)と名だたるメンツが揃った名コンピ「Light Your Way Compilation」等にも参加していてる大阪の重鎮ですわ。 詞的すぎる歌詞は楽曲に色を染め上げ、どこかキャッチーでありながらその芯は和な感触を大事にした大阪産カオティックグラインドバイオレンス炸裂。つーかほんとジャンルで縛れないよこのバンドは。こんなの聴いたことない、っつー唯一無二の音世界。特に個人的にはこのCDに収録されてる「十二日目の麓」がそれを端的に物語っていると思います。是非聴いてみて。余談だけど、level planからshikariとのスプリットリリースの予定があった話は個人的に超燃えた。

なんとなく関西のバンドって関東方面から見ていると圧倒的に個性的なバンドが多くて、この2バンドももちろん超個性的。とんでもないですわ…。何より両者とも完全にライブで光るバンドなので、関東住みは観れる機会あれば逃さないことをオススメしときますよ。個人的には不思議な縁もあってあれよあれよと繋がり、先日レコ発ライブでご一緒出来たのはほんといい思い出。つーか数年前までは完全に見る側だったバンドなのに、一緒にやれてるとか感動的だね。ただ、これってそんな遠い世界の話ではないからね！燻ってる若者も、若くない人も、これとかあれとそれとか切っ掛けにして、ぶっ飛んでもらえたらこれ幸い。個人的には想いも勝手に詰め込んだ一枚。R3-N74曲、stubborn father3曲収録。いいからさっさと飛び込んじゃいなYO！！







創造の山は名曲。今回のCDには入ってないけど。