テキサス州の3ピースカオティックポストメタルバンド、Glassingの2019年作2ndアルバム、カセットテープ盤を入荷。
LP盤はcave inやpelicanのリリースも行っているBrutal Panda Recordsからリリースされていて、そのことからも分かる通り界隈では既に話題になっているバンド。そういったラインナップに漏れずこのGlassingもかなりレベルの高い楽曲を披露。その基礎になっているのは確かにポストメタル的なものなんだけど、それだけにとどまらない要素が多分に加味されている上にそれがバランス良くまとめ上げられているのが面白い。初期のISISやold man gloomのような実験性ある残虐ポストメタル要素に激情的な展開やフレーズ、ポストロック的な音の配置やその隙間、シューゲイザー的な轟音が実に心地よいです。3ピースとは思えない音の厚みもかなり良い。この辺りはうちでも取り扱っていたSuffocate For Fuck Sakeにかなり近いものを感じました。
ポストメタルって書いたけど、なんか正直違う気もしてくるんだよなあ。新しい。俺が好きな激情やポストロック的な要素の方が強い気も…いやいや、むしろこれはアンビエント要素の方が強いんじゃね?うーむ、て感じ。そういう芯のところで正体不明のものを求めている人には激オススメ。ISISやAussitôt Mort、Suffocate For Fuck Sakeなんかはもちろん、うちで取り扱ってるのだとLara KoronaやSlothsの音源にも似た感触を感じる。ので、このGlassingが気になった人はそっちもチェックしてみて。というまさかの逆宣伝。いやいやいいんだよ、全てはリンクしているんだから。
全10曲収録、ダウンロードコード付き。