ウチでは5000とのスプリットも取り扱っていた東京のバンド、cape lightのディスコグラフィーカセットテープ入荷です。zegema beach recordsより50個限定でのリリース。

zegema beach recordsのdaveは本当に世界各地のバンドへ目を光らせていて、それはこの日本のバンドへもしっかり注がれていて、実際多数の日本バンドのリリースにも関わっています。そんな中でもこのディスコグラフィーリリースは会心のお仕事。今現在cape lightはもう活動していないのかな？俺このバンド本当に好きで活動休止ぽいのとても悲しいんだけど、それでもdaveが見つけてくれたおかげでこうしてcape lightが世界にも広がることがとても嬉しいですな。
さてcape light自体はorchidやrecersal of manに始まるタイプのエモバイオレンスを基調に初期〜中期loma prietaなどの00年代エモバイオレンス、またblue friendなどの日本激情のニュアンスまで飲み込み咀嚼し現代ジャパニーズエモバイオレンスとして上手いこと表現していたバンドです。音は荒く暴力的ながらマッチョ感は無くむしろ繊細さも兼ね備えているその様はまさに「激情」そのもので、楽曲も激情愛と機知に富んでいて素晴らしい出来。初期ep、5000とのスプリットに続く楽曲も収録されているのですが、そちらはさらに拗らせた感ムンムンのエモバイオレンス楽曲で、本当にこの先が観てみたかった…

メンバーはその後5000やcareless、no omegaのメンバーが在籍するKOMUSŌというバンドを始めたようで、これもまた違ったニュアンスで激情に向き合った面白いバンドだったのですがそちらも今は動いていないのかな…？違う形になったとしてもcape lightメンバーの活動を期待しています。
衝動のみが籠もった鬼気迫る10曲収録、ダウンロードコード付き。