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Suffocate For Fuck Sake / In My Blood
2008年にリリースされた1stアルバム以来音沙汰のなったスウェーデンのSuffocate For Fuck Sake、ついに2ndアルバムがリリースされました。1stは一部界隈で大絶賛されたもののバンドの全容については謎が多く、年月の経過とともに自然と「もう解散しちゃったんだべな」と思ってただけにこのリリースについては本当に驚いたし、当然大歓喜!

前作やその前の4曲入りepでも見せていた作風はそのまま、ブレずにこの路線を貫いていることはファンとしてとても嬉しい!基本ポストロック、ポストメタルなどに分類される音ですが、同じようなジャンルのその他のバンドと比較すると圧倒的に美しく、さらになんといっても狂気的で破滅的な、まるで美麗な悪夢の中にいるような世界観がたまらないです。その狂気感を担っている大きな要素の一つとしては振り絞るような絶叫ボーカルが上げられるでしょう。劈く様な発声のそれはブラックメタルのソレに近いものを感じますが、あくまでそれは多用はせずここぞの必殺場面で使うよう楽曲製作が為されているのがよく分かります。焦らせ上手。
そしてそのボーカルよりも多い比率でスポークンワードのような音声が使われているのですが、これは「Förädlade svenskar」という実際のラジオドキュメンタリーの音声が使用されている、とのこと。このドキュメンタリーはスウェーデンで1930年代から約40年もの間優生学に基づいて行われていた断種政策について言及したものだそうです(内容については割愛。「スウェーデン 断種政策」とかで検索すると詳しいです。日本国内でも最近(2018年2月初頭現在)、知的障害を理由に同意無く不妊手術を強制された女性がその違憲性を問う為に起こした訴訟のことが報道されましたね。色々調べてみると興味深いです。)。この人間の倫理性にまで踏み込むような内容を大々的にフィーチャーし、合間に挿入される悲痛で詩的なボーカルパートの歌詞。それが怖気すら感じさせる悪夢のように寒々しく荘厳で美しい楽曲に乗る様は本当に圧巻、唯一無二。内容知って聴くとまた印象が変わってきます。なんかオサレ映画とかのサンプリングとかかと思ってたよ。反省。

アルバムトータルで一つの作品のような作りになっており基本長尺ぎみでミドルテンポが続くんだけど、トラック2、8辺りとかではハードコア丸出しの暴虐走りパートとか挿入してたり、随所での魅せ方が抜群に上手いんですよね。それに前述のような自国の社会的なテーマに真っ向から言及してたり、やっぱりこのバンドの根底はハードコアパンクなんだと思います。録音も2013年から2016年までの長い時間をかけて行われていたようで、サウンドプロダクション的にも一切の妥協無く仕上がっていて完璧、凄まじい作品。個人的には2017年作品トップ3に入ります。ポストメタルとか苦手な人にも是非聴いて欲しい大傑作。
全9曲収録。


・ 型番
MOC110 (Moment of Collapse)
・ 販売価格

1,500円(内税)

・ 購入数