ドイツのMNMNTS、オーストリアのWithersによるスプリット7''入荷、2014年リリース作品。Moment of Collapse Records、Fear Of Heightsによる共同リリース。

MNMNTSは当ディストロでも過去作をいくつか取り扱ってることからも伝わるかと思いますが、俺個人はこのバンドの大ファン。特に1stアルバム「good life」では当時の美麗ユーロ激情シーンや鈍重ドイツ激情シーンなどからもまた違った、いなたくも叙情性のあるロッキンなビートで攻める激情を追求していてその内容に衝撃を受けましたが、近作でもその路線は変わらず泥臭いロッキン激情な1曲を収録。持ち前の叙情コード感を最大限に活かしつつパワフルなビートで突き進む様はさすがです。trainwreckやyage等のファンは必聴。
一方Withersはこの作品で初めて聴いたのですが、こちらはyou fail me以降のconvergeなどの影響も感じる超良曲1曲収録。2014年当時のdeathwishのブラッケンドハードコアバンドなどに近い雰囲気を感じますがMNMNTSと同じくその根底はあくまで激情であることが分かるフレーズ選び。若干のメタリック感ありつつの不穏なコード感とかはmajority ruleなどの匂いも感じさせますね。日本のthe donorなどのファンにもオススメしたい出来。

とても可能性を感じさせるスプリットなのですが、両バンドともこの作品以降リリースは無い模様…。facebookなんかを見る限りメンバーは別バンドで活動してたりするみたいなんですが、うーむ、この続きが聴きたいよ俺は！