ペンシルバニアのcassilisとオハイオのlocktenderによるスプリット7''作品。bear recrodsとI. corrupt recordsによる共同リリースですー。

まずcassilisですが、ザラついたジャンクサウンドでザックリかっ飛ばすカオティックパンクロックスタイル。なんでもboy problems、make me、snowing、the lady is not for burningandなどのメンバーがやってるそうですが、個人的には期待しすぎた感が…。正直それぞれ元のバンドの方が全然いいっすわ。申し訳ねえ！

てことで、ほんとに紹介したいのはコチラ、locktenderさんです。men as treesっつーバンドがおりましてですね、いろんなスプリット作がリリースされてたりするんでご存知の方もおるかとは思いますが、まーそのバンドが激情＋ポストロックなcity of caterpillar的とも言えそうな長尺サウンドを得意としてて、後期はかなり良い作品をリリースしてたんですが続報があまり聞こえず諦めかけたりしてて。そしたらこのlocktender、なんとまあほぼmen as treesのメンバーによって構成されたバンドだっつーじゃないですか！音の方もmen as trees的なアプローチを存分に残しつつ、さらに進化した楽曲はエモさも滲み出まくりの名曲に仕上がってて、そりゃあ興奮したね。なんとなくだけど、envyの「切望と議論の揺りかご」とか「堕ちてカゴへ」なんかに通ずるような絶望から未来へ繋がるような力強いパワーを感じますわ。超オススメ！

てことで、ほぼlocktender寄りですがいつも通り判断は各々方にお任せします。locktenderについてはこのスプリットの曲も収録された編集盤CDが出てるみたいなんだけど、送料の関係でどうしても高くついちゃいそうで入荷迷ってます。そっちも気になる方いればご連絡くださるとありがたい。cassilis2曲、locktender1曲収録です。