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ホーム CD Redsheer / Eternity
Redsheer / Eternity
突如soundcloudにアップされた完成度高すぎ音源で世間を騒然とさせ、さらに積極的にガンガンライブを行い絶賛の嵐を巻き起こしまくり、既にチェック済みの方も多いことだと思いますこのRedsheer。ex-atomic fireball、scalene、bucket-tのメンバーによる新バンドということで、活動開始してからの時期は短いものの、初音源とはいえベテランの実力真骨頂なとんでもないブツを発表してしまいました。ということで、遂に発売されたRedsheerの1stアルバムをご紹介。

一聴してまず真っ先にbotch、playing enemy、today is the dayなどの流れなカオティックハードコアバンドが持つ怨念ドロドロの極悪要素を想起したのですが、全体的に残虐なのに静謐まで感じさせる録音、壮大なドラマティック展開等々、ただ〜系カオティックと表現するだけでは足りない深みを感じさせる、一筋縄ではいかないアルバムですねえ。 特にトラック3「Blindness」からトラック5「Rule The Gray World」の一連の流れは凄まじく、歌詞が明記されていないので世界観は不明ですが、個人的には勝手に「敗北し、世界が崩壊していくのをもうただただ立ち尽くして見送ることしか出来なくなってしまったダークヒーローのボロボロな背中と、それまでの壮絶な戦いの日々!」なーんてのが目に浮かんでくるかのような悲愴ドラマティック感。なんのこっちゃって感じっすね!
さらにミソだと思うのが、全体の極悪さの裏にとんでもねー大人の色気というかエロスというかそんなものを感じましてね、それは演奏や作曲の妙、録音の匠加減だったりするんですがそれ以上の「何か」を感じてしまって、そんな部分が実にタマランわけです。なんとも口にするのが難しい部分なんですが、似たような感触を覚えたバンドでウチ使ってくれる人にも伝わりやすそうなのはgerdaとかZとかかなー、と。

とまあ、個人的な印象を色々と書きましたが、どうでしょうねこのアルバム。なんとなくですが、聴く人のバックボーンやルーツによって感じ方が物凄く変わるアルバムなような気がするんですよね。実際、他の方のレビューを色々読んだりしまして、そこで強くそう思いつつおもしれーなーと思ったわけなんですけど。何故そこまで幅広い捕えられ方をするのか?それは、それこそキャリアの長いメンバーの方々の幅広いルーツや方法論がこれでもかとふんだんに詰め込まれ、練られ尽くされていながらも一つ一つの要素が実に生かされたアルバムだからなのではないかと思います。様々なジャンルの音楽の要素が盛り込まれつつも、そのどこにも寄っていない唯一感、そしてバンド「Redsheer」としての恐ろしいまでの完成度、それが幅広い感想を生み出しているような気がします。そんな一癖も二癖もある個性爆発おもしろアルバム、是非リアルタイムで味わってほしいですね。なんだか、新たな歴史の1ページな匂いがプンプンです。
初回入荷分のみ、特典としてnoise room sessionsで披露された2曲を収録したCDRも付属しますので気になる方はお早目に!






・ 型番
TYDR010 (TILL YOUR DEATH RECORDS)
・ 販売価格

1,800円(内税)

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