ドイツのクラストハードコアバンド、november 13thの4thアルバム入荷！ ウチでは過去作を数枚扱ってて推しに推してるバンドでして、こう爆売れとかはしないんだけど気が付くと売り切れてて、数回再入荷したりしてて。まあそんな地味ながらも着々と支持を得てるようなバンドなわけです。前作が2008年リリースなので、なんとまあ6年越しの作品ということですが、よくぞリリースしてくれた！この辺のバンドってそりゃあまあすぐ解散しちゃうイメージがどうしても強い中でこの息の長さはそれだけでもちょっとリスペクト。

基本的にはekkaia辺りにも由来しそうなエモいコード感が光りつつ、叙情ニュースクール寄りな高速メタリック怒りのネオクラストなハードコアバンドなわけでしたが！今作ではブルータルさ増し増しなリフにもろハードコア成分まで導入してかなり方向性変わってきてます。「ん？NYHCバンドかな？」ってくらいベッタベタなリフまで飛び出す癖に、ブルデスばりにキチガイじみた手数のドラムが縦横無尽に引っ張る様はもうそれだけで新しい！それでいて持ち前の叙情性も絡んでくるという。この独特の世界観の構築はさすがベテランといったところ。

個人的にこのバンドの魅力は熱してるのにどこか冷たい感触だと思います。怒り狂った言葉を発してて怒涛の大暴れなのに、頭の芯の部分は冷め切ってて冷静、みたいな。その感触が妙に好き。ナックル追い回してたときのユピーってこんな感じなのかな？って。違うか。同時期に過去アルバム2作も再入荷しているので、このアルバムで気になった方はチェックしてほしいっすね。全11曲、catharsisのカバーも収録！
ちなみにうちで入荷した在庫は全てブラックビニール、加えて輸送時のダメージかちょっとヨレがあります。ご了承ください。