金沢から世界へ。the donorの1stアルバム入荷ですぅ！俺は恥ずかしながらこのアルバムを聴くまでthe donorのことを知らなかったんですが、もうほんとこのアルバムに一発でヤられました。これを知らなかったのは本当に恥ですわ。

さてこのthe donorのアルバム。カオティック、メタル、グラインド、スラッジ、クラスト…そんな要素は全て入っているんだけど、そのどれでもないって印象なまさにハイブリッドで最新でハイクオリティーなエクストリームミュージックですわ、コレ。芯の太いギターから繰り広げられるリフ天国、いやリフ地獄？が楽曲をメインで引っ張り、安心の安定感を提供しながらも爆発的なリズム隊がスリーピースサウンドとしても完璧。アルバムとしても絶品で、不協和音を交えてブラストで突撃するグラインドパートメインな曲があるかと思えば、それがミドルテンポでじりじりとにじり寄るダークで混沌としたカオティックな曲へ繋がり、さらにネオクラストばりの悲哀と美しいメロディが素晴らしい疾走感の曲へ繋がり…と。それが、ここまでバラエティに富んでいながら完璧な一本の軸を持っているアルバムなのです。このバラエティ感とバランス感がもう凄くて凄くて、聴いてて常にワクワクするんじゃい！凄い！この感覚はconvergeのwhen forever comes crashingやenvyの君靴に匹敵するものがありますよ、コレ。特に地獄のようなアルバム通して聴き〜からの11曲目「shine」での清涼感すら感じる疾走クラスティーサウンドは極上。

ここまでレベルの高いバンドが日本から出てきたってのが単純に凄いことだと思います。deathwish的だと言ってもいいし、音は全く違えど個人的には後期324やmelt banana、defiled辺りの逸脱してやらかしちゃってるゴッツいバンドに通ずる何かを感じますわ。今redsheerと並んで一番ライブ観たいバンドです！全12曲、カバー曲を収録した特典CDRも付きます！