イタリアのgerda、フランスのdead like meによる7レーベル共同リリーススプリット12''、やっっっっっっっとこさ！！！！！到着です。マジで長かった…。最初のオーダー飛ばして約10ヵ月以上…！当初取引していたレーベルの荷物が全く届かず、もうなんやかんやあれこれありまくった末の執念の入荷。要はそれだけ凄まじい作品だよ、ってことで。実際に届いた盤でgerdaリピートしまくりながらこれ書いてるんだけど、やっぱり素晴らしいね。感無量です。まあ曲自体はフリーダウンロードで聴けちゃうのは内緒だけどね。ね。

まずはフランスのdead like meは2009年ごろから活動しているのかな？デモや単独片面12''等をリリースの末、このスプリット音源の発表となります。音的には正統派カオティックハードコアって感じ。いや、カオティックの正統派とかもう意味わからんけども。convergeの激しさとbotchの捻くれ感を足したような感じとでも言いましょうか。ねっとりじっとりとした演奏、曲はそれこそ初期gerdaやtowersなんかにも通ずる部分があって、個人的にはかなり好物。それでいてそれらのバンドのフォロワーという感じでもないコード感、グルーブ感も持ち合わせてて、 いやー流石gerda様とスプリット出すだけあってかなりクオリティー高いです。 今年(2013年)にはヨーロッパ回るツアーも決まっているようで、脂乗っちゃってる感じですね。次回作への期待も高まりますわ。…つーなんかまとまったレビューになっちゃうのはね、これが控えてるからなんですよね。

はいドン。そう、イタリア3大妖怪の一つにも数えられたgerda様なんですよ。3rdアルバムからの長い沈黙を破って発表されたこいつがもーヤバすぎてヤバすぎて…。3rdの時点でどこまで突き進んじゃうんだよぉ、と心配になる程でしたが、またしても軽くハードル超えてきやがってほんとどうなってんのこの人たち。収録曲は9分ちょっとの1曲のみなんですが、逆に1曲だけだから致命傷に至らなかったな、て感じ。もう1曲でも入ってたら死んでた。
さて。
3rdの時点で反復される展開の旨みを見せつけてきたgerdaなんですが、今回の曲ではもうその反復カオスの極致まで届きそうですわ。今までの楽曲と比べたら驚くほどにシンプルで大きな展開の変化は2箇所くらいしかない。のに、何だこの混沌の極みは！！何かの洗脳処置を施されてるかのような気持ちー！気持ちいいー！中盤畳み掛けるミドルテンポからの解放カタルシスは完全に鞭からのアメだし、後半4つ打ち展開のころには鼻から融けきった脳髄ブチ撒きつつもげる程首振ってることうけあいだし、このパートだけ6時間位聴き続けてたいのにー！と思わせる潔い終了ぷりだし。自由すぎるボーカルの飛び込み具合も健在だし、ベースのスライドフレーズ多様もクッソキモくてエロいし、キモい。凄すぎる。マジで何食って育ったらこんなの思いつくの。このシンプルさでこれだけやれちゃうのはほんとバンドの持つ実力なんだろうなー思います。まざまざと見せつけられすぎて小便洩らしながら命乞いするしかないよマジで。

dead like meもね、相当良いんですよ。単独で出してても「おっ！」となるもの持ってます。が、インパクトに関してはもうgerda様が全てをかっさらっていっちゃうんですよねー。流石なんですよ。まあ個人的には活動してくれてて、作品リリースがあるだけで嬉しいし、それがもうこんな最高だし言うこと無しです。ここまできたらさらに4thでの暴れまくりを心の底から渇望します。俺をカオティックのソブンガルデへ連れてってくれー。
dead like me3曲、gerda1曲。収録曲は少ないですが、こればっかりはソコに物怖じせず是非聴いてほしい！！