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Portraits Of Past / Discography
こちらも説明不要、portraits of pastのディスコグラフィーです。1994〜1995年っつー短い活動期間ながら残した爪痕はあまりに大きすぎるレジェンド的存在。このディスコグラフィーも待ち望まれる中、2008年(2009年だっけ?)ついにリリースされました。そして2009年には驚きの再結成!?新譜発売!?なんとまあ来日ツアーまで!?!?自分は山形で行われたフェス、do itの亜種HUAUにて目撃できましたが、長いブランクをマジで微塵も感じさせない凄まじい熱量のライブ、今も焼き付いてる始末です。まさに「持ってる」って感じでしたね。古い?

音源については、こちらもまた語り尽くされてる感アリアリ過ぎますが、要はそれだけの人々を虜にしてるっていうことで。特に、これまたignitionでのレビュー、そしてmnmディストロのカツヤさんの記事などは日本語での素晴らしいportraits of past批評兼データベースとなっておると思っています。気になれば是非検索して読んでみて(まさかの丸投げ)。カツヤさんに関して言えば来日に際して歌詞和訳のジンを作って無料で配布してしまうほどのportraits of pastフリークなので、ご本人にお話を聞いてみるのもとても面白いと思います。

しっかしこのportraits of past、カラカラに乾ききっているようでヌメヌメっと湿ってもいるような。緊張感ギチギチのようでいて、実は弛緩しまくっているような。なんとも捕えどころのない不思議な音、なのにアルペジオの一音だけで「あ、portraits of pastだ」と認識できるほどの、この強烈な個性はほんと一体なんなんだ!?未だに解けない謎です (ちなみに再結成ライブでも「この感じ」を遺憾なく発揮しておりました。凄い)。正直な話、このバンドを詳細に語れる口を未だ俺は持ち得ていないとすら思います。レビュー書く身としてはド未熟でド失格なのは分かってるけど、それだけ奥が深く蠱惑的なバンドではあります。ほんとテクとか理論とか、そういうものを何がしかで超越して捻じ伏せてしまったバンドだと思う。今でいう激情、エモなんかの流れの正に源流に当たる位置にいながら、そういうの苦手気味な俺が未だにテンションブチ上がりで一切飽きることなく聴き通せる時点で異質なんだろうなー。あー、あー、もう一言いうなら、個人的に1〜7曲目の単独12''の流れだけでも絶対に聴いてほしい!勿論その後も素晴らしい(特にライブトラック)奇跡的な16曲収録。





来日ライブの様子から。「Implications Of A Sinkhole Personality」どうぞ。


・ 型番
Ebullition 59 (Ebullition Records)
・ 販売価格

850円(内税)

SOLD OUT