アトランタにて90年中期から00年初頭にかけて活動していたportaraitのディスコグラフィー盤です。レジェンド!!
7''二枚、10''、デモにエクストラトラックを加えた全16曲。決して多いとは言えんリリースでしょうが、その分魂のこもった楽曲を残してくれたと思います。ハードコアと言うにはあまりに繊細で、キラキラとした一瞬の輝きのような、それでいてもうどうしようもない現実の悲壮感や絶望感も内包した、個人的には真なるエモーショナル爆散。なーんかportrait聴いてると思春期特有のあのどうしようもないメチャクチャに鬱屈した感情を思い出すんですよね。死んだ青い春、的な甘酸っぱさ。最早ボーカルに関しては叫んでる、歌っているというより、行き場のない感情のまま慟哭しているだけにすら聴こえてくる始末。 地味だけど陰惨な青春映画観の挿入歌とかに使われてほしいくらい。素晴らしい。
音的な特徴といえば、やっぱりヴィオラのメンバーがいるってことなんでしょうかね。こういうタイプのバンドで、バイオリンに比べて低音域の出るヴィオラ、ってーのがまたミソ。決して派手なことやってたりするわけではないし、そこまで前に出てるわけじゃないんだけど、すごく丁度いい味付けで叙情性を増してくれてるんですよね。
You and I、Saetia、Early Grace、Frail等好きな方は必聴…とか書こうとしたところで、果たしてEarly Grace、Frail辺りの音源コンプしてたりするような人が今更Portraitのこの音源聴いたことない、持ってないということが有り得るのだろうか…?ということに気が付く。まあ、マストバイのやつだぞこれはー!てことで…
一番好きな曲を。歌詞切ねー。
・ 型番 |
stickdisc002 (Stickfigure Records) |
・ 販売価格 |
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SOLD OUT
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