以前7''も入荷していたメキシコのmaladie、フルアルバム入荷っす。前作から引き続き、anomieやfingerprintなどなど stonehenge周辺に近い感触ありあり、泣きのメロディーもありあり、そこに現代風アレンジも加えつつ男臭さ全開の疾走爆走エモーショナルハードコアな音出しちゃってくれてますよ。んでもって、曲の幅も演奏の幅も良い具合に広がり、7''から比べてもすげえレベルアップしてますわ。アルバム頭からいきなり疾走全開で幕を開け、アルバム中盤ではインタールード的にamanda woodwardみたいなインスト曲入れてみたり、そこから個人的神曲、前作のレビューでも書いた「Manos Estrechas」に繋がってみたり、叙情的で90年代風哀愁と香り沸き立つ「Ejercito De Dos Caras」で締めてみたり、アルバムとしてのドラマティック感、完成度にもド満足っす。このバンドには是非この路線をキープし続けていただきたい!て、まあこういうバンドって言わなくてもそうなってく気がしますが。
全11曲。ジャケかっこいいやね。
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